入居者に対するスタッフの対応に、あたたかみを感じるか?
その施設の良し悪しをきめるのは、建物や環境だけではありません。 そこで働くスタッフも大きな要因となります。スタッフのあいさつ、入居者に対する接し方、言葉遣い等からその施設のおおよその様子が判断できます。
スタッフの身だしなみにも注意してください。服装の乱れは、その施設の管理体制の乱れにも通じるからです。
また、その施設の責任者の考えや態度を知ることも大切なポイントです。責任者の考えや態度がその施設の雰囲気を作り上げるからです。
入居いている人達は、明るい表情で楽しそうか?
入居者の表情が明るく元気な施設は、良い施設といえます。入居者同士が楽しそうにコミュニケーションをとっておられるかは、入居後の人間関係を知るうえで大切なポイントです。
ご見学された際にはできるだけ入居者の方とお話ししてみてください。思わぬ情報を教えていただいたり、問題点が分かったりすることがあるからです。
この施設に住んでみたい、と思えるような居心地の良さがあるか?
ずっと長い期間住まわれる施設です。ご自身が感じられる心地よさが、施設を決める際には大きなポイントとなります。どんなに素晴らしい施設であっても、ご本人様にとって向き不向きがあります。
そんな時は遠慮なく相談員にご相談ください。ご本人様が感じられる居心地の悪さを徹底的に調査し、その原因を突き止めます。ご納得のいく施設にご入居頂くことが相談員の一番の使命なのです。
入居者は食事を楽しまれているか?
入居後の楽しみの一つは食事です。
施設内で作っているのか、冷凍を解凍して盛り付けているのか、その作成方法によって「味」、「風味」は違ってきます。
また、提供される温度も大切です。温かいものは温かく、冷たいものは冷たい状態で提供されなければおいしくはありません。食事の形態は、入居者の食べやすい状態で提供されているのかも大切なポイントです。通常食、一口大食、刻み食、とろみ食等がそろっているかチェックが必要です。
また医療に関しては、減塩食、糖尿病対応のカロリー制限食、アレルギー対応の禁食等も必ず聞いておくべきことの一つです。
季節感のあるメニューや器にも気を使っているかによって食事がより楽しくなるでしょう。